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サイモン・シャーマのユダヤ人の物語

サイモン・シャーマの

ユダヤ人の物語

THE STORY OF THE JEWS

  • 規  格: DVD(英語音声/日本語字幕・英語字幕版)全5巻(60分)
  • 制  作: BBC / ©Oxford Film and Television 2013年
          日本語字幕版制作: 丸善出版株式会社 2013年
  • 本体価格: 5巻セット200,000円、分売各巻40,000円
  • 注文番号: MP-1403

■ プレゼンター: サイモン・シャーマ Simon Schama

1945年ロンドン生まれ。専門は歴史・美術史。米国コロンピア大学教授。BBCでドキュメンタリー番組を多数手掛ける。
BBC『英国史(日本語字幕版全15巻)』、『パワー・オブ・アート(日本語字幕版全8巻)』、『アメリカン・フューチャー(バイリンガル版全4巻)』などが好評発売中。

日本語字幕版監修のことば 市川 裕(東京大学大学院人文社会系研究科宗教学専攻)

 『ユダヤ人の物言語』は、聖書時代から現代まで、ユダヤ人が歴史の流れに立ち向かい格闘するさまを実に印象深く語っている。見る人を引き込んでしまう内容の深さは圧巻である。それはなぜだろう。サイモン・シャーマの眼差しがパーソナルなのだ。それは側人的でもあり、人間的でもあり、そして何よりも人格的なのである。
 歴代のユダヤ人とユダヤ社会に向き合う姿勢は、限りなく深く、優しく、時に厳しく、もの悲しくさえある。随所に感動的な言葉がちりばめられ、人間の底力のようなものへ、見る人の思いを駆り立てずにはおかない。

1. ユダヤの源流

In the Beginning

古代ユダヤの歴史や聖書、宗教儀式から、ユダヤの源を探る。古代からユダヤ人はバビロニア、エジプト、シリア、ローマなど多くの大国から迫害・捕囚にみまわれてきた。それでもユダヤ民族が存続したのは、儀式を通じ、信仰を忘れずにいたからだったという。今も続いている律法(トーラー)の朗読の儀式や、2000年前の死海文書の写本の修復、ユグヤゆかりの地への訪問を通して、離散や苦しみを繰り返しながらなぜ3000年以上ユダヤ性が保持されているのかはなぜなのかを問う。

2. 一神教世界の中で

Among Believers

キリスト教やイスラム教の興降の中でも、ユダヤ人は口伝律法などを通じ、ユダヤ性を保持してきた。聖パウロが脱ユダヤ教を促し、ローマ帝国の国教が多神教から一神教(キリスト教)となり、その中でユダヤ人は“キリスト殺し”とみなされ、キリスト教から物理的に離される動きが強まる。一方、アラビア半島では、ユダヤ教の要素を多く取り入れたイスラム教が出現した。当初ユダヤ人はムハンマド(マホメット)を預言者と認めなかったため、裏切者扱いを受けるが、国際交易に貢献していた。スパインでは、ムスリム支配下で黄金期を迎えるが、キリスト教徒のレコンキスタで圧迫が増し、ついに1492年、ユダヤ人は国外へ追放される。

3. 解放への賭け

A Leap of Faith

19世紀、モーセの宗教を信じる市民として国民図家へ所属しようとするユダヤ啓蒙主義が起こる。スピノザは無神論を唱え、モーゼス・メンデルスゾーンは聖書をヘブライ語からドイツ語へ翻訳し、ヨーロッパへの進出のきっかけとなる。ユダヤ啓蒙主義が、思想、言語、科学、芸術など多方面から進められ、ユダヤ人は西ヨーロッパで着実に市民権を取得していく一方で、反ユダヤ主義が拡大する。ユダヤ系フランス人ドレフュスがスパイの容疑をかけられ、罷免される事件が起こる。ユダヤ人排斥感情に対抗するように、シオニズム運動が盛んになる。

4. 虹のかなた、新世界へ

Over the Rainbow

東ヨーロッパ・ロシアでは独自のユダヤ人共肉体(シュテットル)とユダヤ教敬虔主義(ハシディズム)が起こり、ユダヤ人人口が世界最大の500万人まで増加する。シュテットルでは強制労働・徴兵などが課せられたが、ユダヤ教の伝統的な生活により乗り越えてきた。しかし1881年からのポグロムと呼ばれる迫害がロシアで続き、新たな居場所を探すこととなる。次なる移住先は新世界、米国であった。ユダヤ系米国人は現代のスタンダードとなる金融システム、映画や演劇などの新しい文化の創成に大いに貢献し、成功を収めた。そのころ故郷の東欧では、ホロコーストの影が迫ってきていた。

5. 祖国への回帰

Return

20世紀初頭、帝政ロシアではポグロムが続く。その難に反発した若者が、パレスナナにユダヤ人局住地・キブツを建設し、イスラエルの礎をつくった。第一次世界大戦下、ヨーロッパ諸国ではユダヤの民族性や図民性をめぐって論争がおこり、反ユダヤ主義の勢力は拡大する。そして第二次世界大戦中にはホロコース卜の悲劇が起こる。パレスチナでは両大戦間に、ユダヤ人の“民族的郷土”を建設する運動が高まり、1948年国連の決議のもと独立国家が建設されるが、今日でもイスラエルではその地をめぐる紛争やテロは絶えない。祖同を守るには多くの困難があり、ユダヤ人の物詩は続いている。

・このDVDは、日本語字幕、英語字幕を選択することができます。