第二次世界大戦の全貌を明らかにする不朽の映像記録作品
秘録第二次世界大戦 販売終了
THE WORLD AT WAR
- 規 格: DVD(日英バイリンガル版/日本語字幕付) 全10巻
本編1,352分(22時間以上) 特典映像683分(11時間以上)収録
外箱付10枚組スリムケース仕様/36ページフルカラー解説書付
- 制 作: 英国テムズ・テレビジョン1973・1974年制作 DVD版2011年1月
英国Fremantle Media社国際配給
日本語版企画・制作 株式会社東北新社
- 本体価格: 10巻セット
260,000円(2022-12-01 販売終了)
- 注文番号: GLB-001
第二次世界大戦をとらえたドキュメンタリーの決定版!
現代の映像ジャーナリストたちの絶賛を浴びたこのシリーズは第二次世界大戦を扱ったTV番組としては、最も包括的な感動の記録だ。
当時の政治家及び軍の指導者との、極めて率直なインタビューが収録されているだけでなく、18カ国に及ぶフィルムアーカイブから集めた貴重な映像資料が、戦争のあらゆる側面を映し出している。
BAFTA賞、国際エミー賞、英国映画テレビ芸術会賞、全国テレビジョン批評家賞に輝く!
名優ローレンス・オリヴィエが全編にわたり格調高いナレーションを担当。
豪華BOX特典
・本編1,352分(22時間以上) 特典映像683分(11時間以上)収録
・外箱付10枚組スリムケース仕様/36ページフルカラー解説書付
・巨匠 小松崎茂のイラストポストカード5枚組封入
図書館・授業利用可能全26話と特典映像 全10枚DVD収録内容
【Disc 1】
第1話: 新しいドイツ
A New Germany
第一次世界大戦敗戦により、政治経済・社会秩序が混沌を極めていたドイツ。そこに台頭してきたのが、ヒトラー率いるナチス党(国家社会主義ドイツ労働者党)である。1934年にドイツ総統の座についたヒトラーは、独裁体制を敷き領土的野心をむき出しにする。
第2話: 独軍ヨロッパを蹂躙
Distant War
1939年9月1目、ドイツ軍はポランドに侵攻。これに対しポーランドと同盟を結んでいた英仏がドイツに宣戦布告し、ついに第二次世界大戦が始まる。ドイツ軍の強みは空軍力と装甲部隊による機動戦だ。「電撃戦」の様相が収められている。
第3話: フランスの崩壊
France Falls
“無敵”との前評判の高かったマジノ線と呼ばれる要塞に頼リ、旧態依然としたフランス軍は、ドイツ軍の猛進撃に為すすべもない。1940年6月、フランスはわずか6週間で崩壊したのである。
第4話: ロンドン大空襲
Alone
ドイツ軍はイギリス本土上陸作戦の前段として1940年7月10日、航空撃滅作戦を開始した。イギリス空軍はレーダー警戒システムを駆使して必死の防空戦者展開、機材とパイロットの損耗に耐えられなくなったドイツ軍はついに10月13日、上陸作戦を放棄することになる。
【Disc 2】
第5話: 独ソ全面戦争へ
Barbarossa
1941年6月22日早朝、146個師団約300万名のドイツ軍が独ソ国境を越えて侵攻を開始した。作戦名は「バルバロッサ(赤髭王)」。もっとも巨大でもっとも苛烈な戦争と評される独ソ戦の幕が切って落とされたのだ。
第6話: 日米全面戦争へ
Banzai
1931年の満州事変により中国侵略の度合いを強めていく日本だが、1937年の慮溝橋事件によって日中は全面戦争に突入する。中国侵略を巡って英米と対立した日本は、1941年12月8日、アメリ力、イギリス、オランダに対して宣戦布告。第二次世界大戦はついに世界的規模へと拡大したのである。
第7話: 太平洋戦争、アメリカ参戦
On Our Way
真珠湾攻掌は、「孤立主義」というアメリ力の世論を激変させた。
1942年4月18日、アメリ力の反撃が始まった。空母から発進したドゥリットル爆撃隊が日本本土を初空襲。6月のミッドウェー海戦では日本海軍は4隻の空母を喪失して完敗した。
第8話: 砂漠の狐、ロンメル戦車隊
Desert
地中海と北アフリカの覇権を狙ったイタリアだったが、イギリス軍に連戦連敗。との状況を打破すべく、1940年3月に送り込まれてきたのがドイツ・アフリカ軍団である。率いるのは「砂漠の狐」と畏怖されることになる口ンメル将軍。不毛の砂漠を舞台に、一進一退の激戦が始まった。
【Disc 3】
第9話: スターリングラード攻防戦
Stalingrad
東部戦線のターニングポイン卜となったのが、1942年8月から43年1月にかけて戦われたボルガ河西岸の街、スターリングラードを巡る戦いである。11月末、ソ連軍によって完全包図された30万名以上のドイツ軍は、食糧・燃料・弾薬が欠乏して1月31日、ついに降伏をした。
第10話: 大西洋海域、Uボートの栄光と悲劇
Wolf Pack
ドイツは、多数のUボー卜が共同で同時反復攻撃を行なう「群狼作戦」をもって輸送船団を襲撃。イギリスは降伏寸前にまで追い詰められた。やがて、新型爆雷や航空機、新戦術を投入してUボートに反撃する連合軍の「大西洋の戦い」が、ここでも勝利を収めた。
第11話: レニングラード攻防戦
Red Star
1943年7月5目、モスクワの南400kmのクルクスにおいてドイツ軍の「チタデレ(城塞)作戦」が開始された。総兵力90万を動員したドイツの乾坤一擲のこの大攻勢を、ソ連軍は134万の兵力と強固な防御陣地で待ち受けていた。
第12話: 凄絶! ベルリン空爆
Whirlwind
産業機構や都市を破砕することで継戦能力を奪うのが戦略爆撃。昼間精密爆撃による産業破壊に固執したアメリカ軍に対し、イギリス軍は夜間無差別級絨毯爆撃にとだわり、ドイツの大都市を人間や文化財ごと焼き払った。ドイツ側の犠牲者約30万人に対し、英米両軍は2万1900機を喪失し搭乗員約8万名が戦死した。
【Disc 4】
第13話: シシリー島攻防戦
Tough Old Gut
地中海側から攻めるか、あるいはフランス解放優先か。これは連合国の対枢軸国戦略の重要課題であった。1943年7月のシシリ島上陸「ハスキー作戦」に始まる、連合軍のイタリア戦をまとめた本編は政治と作戦が不可分であることを示す格好のテキス卜である。
第14話: ビルマ戦線、死のインパル作戦
It's A Lovely Day Tomorrow
開戦直後、日本軍の奇襲によってビルマから駆逐されたイギリス軍が反攻に転じるまでを、その戦略的意義と共に語る。日英兵士の苛酷な環境での激戦は、とどめを刺すまで射つ、情け容赦のない接近戦であった。そしてここでも勝敗を決したのは、制空権だった。
第15話: 戦時下のイギリス
Home Fires
戦時下イギリスの圏内政治・経済情勢を伝える珍しい映像。Uボートによる海上封鎖と軍需産業への傾斜、女性の動員、防諜対策のために市民生活が統制されていく過程が興味深い。イギリス国内の食料困窮は実際に酷く、食料配給制は戦後の1954年まで続けられていた。
第16話: 暴露されたヒトラー暗殺計画
Inside The Reich
戦況不利につれ、ますます独善的になるヒトラーや、現実から解離したプロパガンダが国内に蔓延するさまの回想は、独裁国家の末期的症状を我々に伝える。1944年7月の爆殺未遂事件以後、ヒトラーは自分の殻に閉じこもっていたと女性秘書は証言。
【Disc 5】
第17話: 史上最大の作戦、ノルマンディ上陸
Morning
1944年6月6日、ついに連合軍はヨーロッパ大陸侵攻作戦を開始した。ノルマンディー上陸作戦である。ことでは作戦立案から大量の物資備蓄、アイゼンハワー総司令官の側近や気象予報官らのインタビューを交え、作戦決行にいたる経緯がダイナミックに描かれている。
第18話: ドイツ占領下のオランダの惨状
Occupation
ナチスの西ヨーロッパ占領政策は、政治経済だけでなく思想を支配しようとする愚劣なものだった。それゆえ、ナチスに賛同したり、取り入る者もいる中で、大多数の被占領国民がサボタージュや武力抵抗運動を開始するのである。本編で取り上げられているオランダもまったく同様であり、その抵抗運動の実態や危険性を市民達の肉声で構成。
第19話: 解放されるヨーロッパ
Pincers
パリ開放を果たした連合軍だが、ルール地方侵入を狙った「マーケット・ガーデン作戦」は無残な失敗に終わる。一方で140万の兵員を投入して「バグラチオン(帝政ロシアの将軍名)作戦」を発動したソ連軍は、東部戦線のドイツ軍を蹴散らすようにして突進、ワルシャワ前面に迫っていた。
第20話: 死の収容所アウシユビッツの悲劇
Genocide
ドイツ園内での迫害、ポーランドやウクライナを始めとする占領地で組織的に行なわれた虐殺等、ナチスによるユダヤ人絶滅計画の実態を、ドイツ人や九死に一生を得たユダヤ人の証言と記録映像で綴る。
【Disc 6】
第21話: ヒトラーの最期
Nemesis
1945年3月、ソ連軍と連合軍は砲爆撃で瓦礁の山と化したドイツ本土内を猛進していた。4月16日、ソ連軍のベルリン攻略戦がついに始まり、野砲、戦車、迫撃砲、連装ロケット等、あらゆる火力を投入してベルリン中心部に迫る。同年4月30日、ヒトラはベルリンの総統地下壕で自殺した。
第22話: 一億玉砕・日本銃後の記録
Japan
真珠湾攻撃に始まる太平洋の戦いを総括する。日本に衝撃を与えたドゥーリトル爆撃隊、日本の攻勢を止めたミッドウェー海戦から、島群を巡る攻防戦、「ラスト・アイランド」と呼ばれた沖縄の戦い、特攻機による体当たり攻撃、そしてB-29による本土空襲まで続く。
第23話: 太平洋海域の戦い
Pacific
空母機動部隊による海空戦、そして島々を巡る激戦が繰り広げれた太平洋戦争を力ラーフィルム中心に綴る。硫黄島や沖縄において洞窟陣地から反撃する日本兵。それを75ミリ砲や105ミリ砲、火炎放射器や手梱弾を使って蝨潰しに掃討するアメリカ兵。殺し殺されるまで戦ったのである。
第24話: 原爆投下
The Bomb
1945年春、連合国はすでに日本の敗戦を既定の事実として取り扱っていた。この時期の米英ソが戦後体制を睨んでいた事は、本編におけるヤルタ会談での駆け引きにも如実に見て取れよう。同年8月15日、ポツダム宣言を受諾した日本は、9月2日に降伏文書に調印した。
【Disc 7】
第25話: 総決算
Reckoning
第二次世界大戦後の世界を総括。冒頭の絨毯爆撃によって廃墟の連なりとなったハンフルグ市街の空撮映像が、ヨーロッパの荒廃と疲弊を象徴している。リンチを受けたドイツ人、米ソ兵士の交歓、皇居前をパレードするイギリス軍、ドイツで瓦礫撤去にあたる女性たち等のカラー映像も豊富に収録されている。
第26話: レクイエム
Remember
現代の戦争では一般市民にも砲爆弾が降り注ぐ。第二次世界大戦による死者数は、最近の研究では軍民合わせて6000万人とも7500万人とも言われている。このような“大量破壊戦争”で兵士は何を思うのか、市民が如何に多くの犠牲を払うのか。「鎮魂曲」と名付けられた最終話では、退役軍人へのインタビューと統計数字を使い、国家総力戦の実態に迫る。
戦土たち(特典映像)
Warrior
爆発、悲鳴、硝煙の匂い、生と死の分岐点。戦場で兵士は何を感じ、何を思って戦うのか? 第一線で戦った歩兵や戦車兵、パイロットらが兵士の視線で語る戦争の実態。
【Disc 8 (特典映像〉】
・ジェレミー・アイザックス解説
The Making of the World at War
プロデューサーのジェレミー・アイザックが、制作の動機や意図、またはポリシーを語る、「編集されてしまった映像は真実を語らない」との警句は傾聴に値する。本作がイギリスで放映された直後の1974年に収録された。
・戦争から平和へ
From War to Peace
『バン ド・オブ・ブラザーズ』の原作者でもあるスティーブン・アンブローズが、第二次世界大戦を総括する。アメリカが超大固になる契機となった戦争だったが、ナチズムや軍国主義を打倒したことにこそ意義があると強調。
・秘録第二次世界大戦三十周年 製作秘話
30th Anniversary
30周年を機にスタッフが語る、取材・ナレーション・音楽に関する自負や苦労等。絶滅収容所の担当者が悪夢に苛まされた裏話や、英独間の暗号戦(制作当時は知られていなかった)に触れられなかった悔しさも。
【Disc 9 (特典映像)】
・ヒトラーの秘書
Secretary to Hitler
ヒトラーの秘書として第三帝国崩壊を目撃した卜ラウドル・ユンゲ(映画『ヒトラー最後の12日間』の主人公)のインタビュー集。戦局悪化につれ心理的逃避を強めるヒトラーや、遺書の内容に失望した事等を真撃に語る。
・ヒトラーのドイツ 1933-1939
Hitler's Germany 1933-1939
第一次世界大戦敗戦後の混乱と困窮を極めたドイツ。そこでヒトラー率いるナチスが、宣伝と恐怖、飴と鞭で国民を支配していく過程を、映像と記号で綴る。
・ヒトラーのドイツ 1939-1945
Hitler's Germany 1933-1945
ポーランド侵攻によってついに第二次世界大戦が始まる。無謀な二正面戦争への突入によってドイツは敗れる。自殺したヒトラーを「卑怯だ」と罵る市民の証言が印象的。
・アドルフ・ヒトラー 2つの死因
Two Deaths of Adolf Hitler
ヒトラーの自殺方法は拳銃か服毒か。あるいは射殺されたのか。そして遺体の処理方法は? ソ連側検死報告書、側近達や歯科医らの証言をもとにヒトラーの死の真相に迫る。
【Disc 10 (特典映像)】
・最終的解決 前篇
Final Solution Part 1
ナチスの私兵である突撃隊、親衛隊、武装親衛隊の内情。「劣等民族」への迫害、追放が組織的虐待へとエス力レ卜する有様を、インタビューを交えつつ再現する。ユダヤ人差別を煽動するプロパガンダ映像も収録。
・最終的解決 後篇
Final Solution Part 2
西欧各国そしてソ連領内の占領地拡大と共に、ナチスの対ユダヤ政策は迫害から絶滅へと強化される。大量射殺や絶滅収容所での虐殺の様子が、ショッキングな映像、生存者、ドイツ人関係者によって明らかにされる。
・戦争での経験
Experiences of War
アメリ力参戦の意義やルーズベルトの思惑、対潜兵器や近接信管開発の工ピソードを学識者が語る。アフリ力戦線での英独兵の奇妙なエピソード、そして捕虜と地元住民のユーモラスな交流についてのインタビュー集も。