イギリスを彩る建築様式(全8巻)
BUILDINGS THAT SHAPED BRITAIN
- 規 格: DVD(英語音声版) 全8巻(各巻50分)
英文スクリプト付
各巻内容日本語解説書(2011年改訂版)付
- 制 作: 英 Fremantle Media 提供 2012年日本国内発売 ©2006 Talkback THAMES Productions
- 本体価格: 8巻セット 280,000円 分売各巻 38,000円
- 注文番号: GLB-006
ノルマン朝時代から21世紀まで、1千年の英国建築史。8回シリーズで年代順にたどり、英国文化、社会、政治・経済の発展の影響をつぶさに探る。カンタベリー大聖堂、ハンプトンコート宮殿、ハードウィック・ホール、ブレナム宮殿庭園、20世紀のモダニズム建築など、魅力的な建造物が数多く登場する。
各巻4部構成。授業の準備と自習に役立つ「各巻内容日本語解説書」(2011年改訂版)付
<監修・案内>サイモン・サーリ(Simon Thurley)博士:
ロンドン博物館の館長などを歴任し、現在は歴史的建造物保護の政府設立特殊法人「イングリッシュ・ヘリテッジ」代表を務める気鋭の建築史家。
アナ・キー博士ら多数の協力者の顔ぶれも若く、活気溢れるコメントと解説を寄せる。2006年夏に英国チャンネルファイヴでオンエア。
第1巻: ノルマン人の征服
そびえたつ石造りの城、大聖堂や修道院は威圧と恐怖を物語っているが、同時に神への崇敬の念をも表現している。現在に残された大聖堂や城は、11世紀にアングロサクソン人の建物を完全に破壊した征服者ノルマン人の遺産であることが解き明かされる。
第2巻: ゴシック様式
尖頭アーチなどの特徴を持つゴシック様式は、12世紀末に発達した。カンタベリー大聖堂を手がけたギヨーム・ド・サンスがもたらしたこの新しい様式は、少しずつその特徴を変化させながら13000以上もの大聖堂や教会が建てられ15世紀まで続く。
第3巻: 城と修道院
イングランド国教会を作ったヘンリー八世は、1539年に敵対勢力である修道院の解散を命じた。その富は王を通じて貴族の懐に流れ、まったく新しい、イギリス的な建築様式を生み出した。ハーストモンスー城やハンプトンコート宮殿などがその代表例である。
第4巻: カントリー・ハウス
寝室や食堂などの近代的な特徴を備えたカントリー・ハウスは、中世から近世への移行の象徴となった。16世紀から18世紀にかけて700以上ものカントリー・ハウスが建てられ、英国の政治、経済、文化、生活の中心となった。地方貴族の財力が英国を支配していたのだ。
第5巻:大都市の誕生
1660年チャールズ二世の王政復古の後、都市人口は急増し、テラスハウスなどの住宅建設、都市計画が進んだ。ヨーク、ブリストルでは、大陸の影響を受けた家を建てるようになった。ロンドンの庭園広場やバースのロイヤルクレセント、エディンバラの新旧市街を訪れる。
第6巻: 田園革命
天才庭師、ケイパビリティ・ブラウンが手がけた公園や宮殿の庭などを訪ねる。18世紀に開放耕地制度が廃止されると、農地は生け垣で仕切られ、農地改革により穀類の生産高は増加し、数々のモデル農場が生まれた。綿花や羊毛の繊維産業が街の市場の花形になる。
第7巻: 産業革命
18世紀末の英国で、労働者のための巨大都市やスラムが誕生した。また市議会、図書館、裁判所など、市民のための建築物も生まれた。運河が建設され、港から工場まで石炭を運べるようになった。また蒸気機関車の誕生により、鉄道と駅舎が整備されていく。
第8巻:モダニズム
第一次世界大戦後のモダニズムの潮流は、進歩的な建築を目指し、伝統を否定した。第二次世界大戦後の復興期を迎えると、その傾向はさらに強まる。各地に残る当時の傑作と駄作を見る。そして、21世紀のイギリス建築が過去から受け継ぐべきものは何かを問う。