キリスト教を読み解く
DECODING CHRISTIANITY
- 規 格: DVD(英語音声/日本語字幕版) 全6巻(各巻50分)
英文スクリプト付
- 制 作: 英国 Digital Rights Group 国際配給 2013年10月発売
- 本体価格: 6巻セット 220,000円 分売各巻 40,000円
- 注文番号: GLDRG-006
『キリスト教を読み解く』は新ドキュメンタリー・シリーズ。米国、ロシア、リトアニア、トルコ、チェコ、フランス、イタリア、ウェールズ、アイルランド、工チオピア、フィリピンなど世界各地を舞台に、キリスト教の謎に迫る。
各巻の冒頭でプレゼンターのクリスティ・キニーリーがキリスト教理解の鍵となる問いを提示し、この問いに答えるべく調査を進めていく。キニーリーはローマの地下墓地、工チオピアのクルビの教会、リトア二アの十字架の丘など、キリスト教の暗号が散りばめられた土地を訪れる。
そして専門家、信者、歴史家、聖職者たちの助けを借りながらキリスト教の象徴、イコン、神話や奇跡の解読に挑む。
シリーズが進むにつれ、宗教的衝動と芸術的衝動は互いに支え合ってきたことが浮かび上がってくる。キニーリーは象徴や絵画の解読を通じ、キリスト教そのものの神秘を探っていく。
第1巻: 肉体と血
Flesh and Blood
イエス・キリストと殉教者たちの受難を生々しく描いた絵画は、なぜキリスト教芸術においてこれほど重要なのか? キニーリーはこの間いへの答えを探しながら、キリスト教における肉体の重要性を解き明かす。番組では殉教の重要性と、聖餐をめぐるカトリックとプロテスタン卜の分裂、時代による受難の描写の変化などを取り上げる。フィリピンのパンパンガでは、十字架を背負い、むち打ちを受けて贖罪する信者たちの姿を見ることができる。
第2巻: 亡者と救われし者
Damned & Saved
私たちはなぜ、死後の世界にひきつけられるのか。人は死んだらどうなるのか。天園、あるいは地獄行きはどのように決まるのか。辺獄や煉獄とは何か。キニーリーは罪と罰の概念がどう発達したかを探る。中世の人々が描いた地獄の恐ろしさや、エデンの園とアダムとイブの“原罪”の意味、煉獄と辺獄について考える。最後に、最後の審判を取り上げ、それがなぜキリスト教芸術でこれほどまでに重要な位置を占めているのかを考察する。
第3巻: 天使
Angels
古代から現代までの絵画やモザイク画に描かれた様々な天使を見ながら、天使とは何かを考える。初めて天使が登場する文献を見つけ、多種多様な天使を解説し、彼らがどのように表現されてきたかを見ていく。ミカエル、ガブリ工ル、ラファエルなどの大天使と共に、もう1つの天使の顔も紹介する。サタン、あるいはルシフェルも、かつて天使の1人だった。また、天使たちと交信できると主張する著名なチャネラ一、ロナ・ハーマンのインタビューも収録。
第4巻: 秘密、象徴と神秘
Secrecy,Symbols and Mystery
なぜキリスト教はこれほど象徴にこだわるのかつキニーリーは初期のキリス卜教が弾圧されていたため、秘密を守るために記号が使われていたことを指摘する。また、当時は視覚的シンボルがコミュニケション手段として有効でもあった。キニーリーは十字架が恥辱の印からキリスト教で最も尊い象徴になった過程を見て行く。また古代の異教における神秘の重要性と、それがキリス卜教にどう伝わったかを探る。
第5巻: 奇跡
Miracles
人々は昔も今も奇跡を探し求めている。この巻ではまず紀元4世紀にミルウィウス橋でコンスタンティヌス一世が受けた啓示を紹介し、イエス・キリストの復活や、アッシジの聖フランチェスコなどの奇跡について学んでいく。また世界的に有名なウェールズの聖ウィニフレッドの泉などの巡礼地を訪れ、聖人、巡礼地と奇跡の関係を考える。最後にキニーリーは世界で最も奇想天外な奇跡の一つを求め、エチオピアに向かう。
第6巻: 分断された信仰
A Faith Divided
この巻ではキリスト教が誕生してから2000年の間に起こった大きな分裂を取り上げる。11世紀、キリスト教は東方教会と西方教会に分かれる。その後、西方教会は16世紀にプロテスタン卜とローマ・カトリックに分裂した。宗教改革はなぜ起こり、それはキリスト教芸術と神学にどのような影響をもたらしたのか? 最後にキニーリーは西方教会・東方教会の分裂の現状を考える。両者が和解することはあるのだろうか?