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SO　「在庫限り」のDVD

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CIVILISATION

• 規　　格： DVD(英語/日本語バイリンガル版) 全13巻(各巻45分)
• 制　　作： BBC 2010年
• 本体価格： 13巻セット 520,000円　分売各巻 40,000円
• 注文番号： MP-1006　(1601184)

＜BBCによる映像美と西欧一流の知性の結合が綾なす一大叙事詩＞

　西洋の歴史・文化・美術の伝統と変遷を英国の著明な美術史家ケネス・クラーク卿の卓抜な解説とBBCの定評ある映像技術で描いた空前絶後の一大叙事詩。
　2年の歳月を費やし、欧米117ケ所のロケを敢行し、18の図書館、118の美術館・博物館の資料や文物を収録している。
　クラーク卿がシナリオからナレーションまで担当するその誠実な制作姿勢と洗練された内容により、各界から絶賛を博した20世紀最大の記念碑的大作。

第1巻　受け継がれた遺産

THE SKIN OF OUR TEETH (1601185)

　5世紀のギリシャから受け継がれて600年以上も続いた西洋文化の理念と価値観の考察。ローマの没落後、ヨーロッパは異教徒の流浪の諸民族の支配に委ねられる。遂にその暗黒時代の中から、古代文化との接触を再び確立した偉大な最初の行動家シャルルマーニュ大王の英姿が立ち現れる…。

第2巻　繁栄の息吹

THE GREAT THAW (1601186)

　西ヨーロッパは12世紀になって再び生気を吹き返した。この輝かしい100年の年月。巨大な修道院やカテドラルが相次いで建造され、それはとりもなおさずこの時代の人間精神の飛躍的拡大を如実に伝えている。

第3巻　ゴシック文化の世界

ROMANCE AND REALITY (1601187)

　ゴシック文化の世界ー騎士道と宮廷風の愛、それに世俗的享楽に彩られた世界ーが、画面のつづれ織りや、この時代の書物の中に精緻に描写される。この時代は、天才的宗教人聖フランチェスコやダンテの詩、そしてジオットの芸術の時代でもある。

第4巻　人間主義の台頭

MAN - THE MEASURE OF ALL THINGS (1601188)

　時は15世紀…神の下僕としての人間ではなく、フィレンツェの建築家アルベルチの言葉「人間は意志するところ、全てを可能にする」によって象徴される「近代人としての人間」を見出した時代である。

第5巻　ルネッサンスの絢爛

THE HERO AS AN ARTIST (1601189)

　ルネッサンス大運動が眼を奪う絢爛の花を咲かせた時代。ミケランジェロ、ラファエロ、ブラマンテらの偉人を擁して、法王ユリウス二世の権力が君臨していた。クラーク卿いわく、法王ユリウス二世なくして、ミケランジェロのシスティナ礼拝堂の壁画は生まれず、ラファエロはローマ教皇の数多の室を不朽の名作とし得なかったであろう。

第6巻　科学と言語文化

PROTEST AND COMMUNICATION (1601190)

　15世紀末、グーテンベルクの印刷機が大きな影響を及ぼし、ルターやエラスムス、トーマス・モアの書物が印刷機によって広範囲な読者に浸透した。そして、中世社会が姿を消した後、近代社会の中で、個人の懐疑と恐怖がめばえ始める。やがてモンテーニュとシェイクスピアが、知的正直さと近代の懐疑主義をその作品に体現する。

第7巻　初期バロック様式

GRANDEUR AND OBEDIENCE (1601191)

　チチアンやルーベンス、それにベルニーニの作品が、広汎な人々の情感に訴えかける。バロックとは、肉体と精神、教義と官能、服従と自由の統合の謂でありそれらは、その時代を代表する偉大な宗教画や聖イグナチオ、アビラの聖テレサ、十字架の聖ヨハネなどに、明白に示されている。

第8巻　オランダ人の現実主義

THE LIGHT OF EXPERIENCE (1601192)

　17世紀を支配したのはオランダの画家たちによる衝撃的な作品群であった。オランダ人は神の権のかわりに、経験、実験、観察を代位するという、革命的な思考の変化を反映した最初の人々であった。そして自由企業の精神ーすなわち、近代資本主義ーの鼓動は、このような、真に近代的な人々の作品を通して、既に感じられるようになっていた。

第9巻　18世紀音楽の投影

THE PURSUIT OF HAPPINESS (1601193)

　この巻では、バッハの「マタイ受難曲」ヘンデルの「メサイア」モーツアルトの「ドン・ジョバンニ」ハイドンの「天地創造」など、18世紀の音楽が流れるようなメロディーにのり、複雑な諧調と高度な装飾的技法を配して、響きわたる。この時代の音楽にみられる特質は、ロココ風の建造物に反映されている。

第10巻　理性の時代

THE SMILE OF REASON (1601194)

　概してこの時代は、理性と節度によって、至福千年が到来すると考えられた時代である。デービッドやデ・トロイ、ハウダンはいずれも、無知を征服することによって、人類を進歩させることが出来ると考えたボルテールや百科全書派の同時代人である。

第11巻　自然の神格信仰

THE WORSHIP OF NATURE (1601195)

自然の神格信仰がキリスト教にとってかわった。ルノワール、モネ、ルソー、ワーズワース、それにロマン派の偉大な作曲家たちは、今日でもほとんどの人が抱いている、明るい、自己信頼の思想である、人間は本来的に性善なりとの考えを抱いていた。

第12巻　新しい現実主義

THE FALLACIES OF HOPE (1601196)

　1789年以降、19世紀を通してのこの時期を代表する人物たちは、バイロン、ベートーベン、ブレイク、デービッド、ドラクロア、ロダン、ドーミエなどである。この時代のシニシズムに彩られた新しい現実主義は、彼らを取り巻く現実世界の苛酷さを表現するものであった。

第13巻　物質文明の未来

HEROIC MATERIALISM (1601197)

　シリーズの最終回は、産業革命から、現代の西洋文明までをつづる。クラーク卿は述懐する。「楽観論者もいようが、我々の眼前の状況には、ただ喜んでばかりはいられない」。しかし、原子爆弾の炸裂や人類最後の日をにぎる凶器が存在するにしても、文明は「ロック・クライミングのように、3 歩前進、2 歩後退しながらも、結局は登り続ける」と。