- 即位60周年の軌跡と英国の近現代史 -
英国女王エリザベス 販売終了
The Diamond Queen - A remarkable reign -
- 規 格: DVD(バイリンガル版) 全3巻(各巻50分)
- 制 作: BBC 2012年
- 本体価格: 3巻セット
90,000円 分売各巻30,000円 - 注文番号: MP-1301
BBCがエリザベスⅡ世の即位60周年に制作した歴史的ドキュメンタリー。
英国と国民のための女王とあり続けた60年を、貴重な映像や各著名人のインタビューとともに、いま振り返る。
Epsode 1 女王の公務に密着
父王ジョージ6世の突然の死によって、25歳という若さで王位を継いだエリザベス。女王の重責は彼女にとってどれほどのものだったのだろうか? 貴重な資料映像を織り交ぜながら、祖父ジョージ、5世、王位を放棄した叔父エドワード8世、そして父ジョージ6世が女王に与えた影響をたどる。そして女王の孫たちに、25歳で王位についたことの意味を聞く。また書類の署名や首相との定期会談など、日々の公務の様子を紹介し、期待された役割をこなすだけではない、女王の公務に対するとても真撃な姿を見ることができる。
女王はイギリスだけでなく世界中でも影響力を与える。女王のアメリカ、中東訪問に同行して貿易や外交における王室の役割を分析し、現代のイギリスが求める女王像を描き出す。
Epsode 2 王室の存亡と近代化
1958年にデビュタント・パーティー(上流階級の若い女性が社交界にデビューするためのお披露目会)を廃止して以来、女王は王室の近代化を積極的に進めてきた。2011年のウィリアムとケイトの結婚式では、伝統にしばられないアイデアを自ら後押しした。女王は自らの代で様々な確執を終わらせようと努力し続け、2011年5月にはイギリス君主としては100年振りに、アイルランドを訪問。歴史の悪循環を断ち切り、親密な隣国となるための一歩を踏み出した。
そうした陰で女王はウィンザー城の火事や、英王室自家用船舶ブリタニア号の廃船という、大切な思い出との別れも経験してきた。
悲しみや苦悩を胸に秘めながら、時代に合った王室改革を進めてきたエリザベス女王。“静かな改革者”としての60年を振り返る。
Epsode 3 メディアとの駆け引き
絶えず変化し、ときに緊迫する王室とメディアとの関係に女王がどのように対処してきたのかを考察する。60年前に行われたエリザベス女王の戴冠式。初めて戴冠式がテレビ放送され、このときほど、大勢に見守られて行われた戴冠式はなかった。
1957年、女王は今までラジオで行われていたクリスマス・スピーチをテレビ放送で開始。1960年代には、王室の普段の姿を追ったドキュメンタリー番組も放送が始まり、女王家族はカメラの前でにこやかな表情を浮かべていたが、露出しすぎとの懸念も広がる。
1980年代以降、メディア王マードックの登場や、ダイアナ妃を追う加熱報道によりメディアのあり方がまた変化する。
このように変化してきたメディアとの関係を、女王はどのように受け止め、切り抜けてきたのか?