数学の軌跡
The Story of Maths
- 規 格: DVD(英語音声/日本語字幕版) 全4巻(各巻60分)
- 制 作: BBC/The Open University 2012
日本語字幕版制作・発行 丸善出版株式会社 2013年
- 本体価格: 4巻セット
140,000円 分売各巻 35,000円
- 注文番号:
MP-1306 2018年1月 販売終了
◆原作プレゼンター:
マーカス・デュ・ソートイ(オックスフォード大学数学研究所 教授)
オックスフォード大学数学研究所教授、王立協会リサーチャー。
2010年、科学への貢献が認められ大英帝国勲章を授かっている。
大古代の人々の生活の中から
数学はどのように生まれたのか?
そして数学が現在にもたらしたものとは?
世界中の様々な場所で数学の歴史を辿るとともに、実際の映像にCGを交えながら、数学的思考を解説。
数学の歴史と概念を学び、数学の面白さを再発見する。
日本語字幕版監修のことば : 高瀬正仁(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 准教授)
ソートイ先生に案内されて、古代から現代まで、世界の数学のふるさとの旅が続きます。ゼロの発見、アラビア数字の発明、素数の神秘、ピタゴラスの定理の不思議、方程式の解法の工夫の数々、虚数の魔力、円周率πの発見と計算、微積分の創造など、名所旧跡の探訪を経て、ポアンカレ予想とリーマン予想の高みまで。映像もとてもきれいで、ソートイ先生の語り口の切れ味がまたすばらしい。わかりやすい計算例を入り口にして、数学の深奥に迫ります。全4巻の旅を終えたころには、古代から現代にいたる数学の歴史がつながってひとつになることでしょう。「数学はひとつ」なのです。数学の全体像に生き生きとしたイメージが生まれることを請け合います。
第1巻 数学の始まり
The Language of the Universe
古代エジプトで生まれた数学。その原理は2000年以上もの間変わっていない。測量と計算の必要性から生まれた数を表すヒエログラフ、分数、体積の計算方法…。バビロニアではゼロの概念と記号が誕生。ギリシアではピタゴラスの定理や無理数が発見される。今日の数学の土台となるエジプト、バビロニア、ギリシアのパイオニアたちの画期的な発見を追う。
第2巻 東洋の数学 - 隠された真実 -
The Genius of the East
古代中国では竹で数を表す十進法が生み出された。数学は国家運営の要となり、官僚の教育を目的として『九章算術』も作成された。インドでは9個のアラビア数字、そして最も重要なゼロという数字、πの概念、イスラム帝国では代数の概念が生まれた。東洋の数学がいかに西洋世界に影響を与えたのかを解説する。
第3巻 華麗なる数学者たち
The Frontiers of Space
デカルト、フェルマー、ニュートン、ライプニッツ、オイラー、ガウス、リーマン…。17世紀のヨーロッパの様々な場所、様々境遇で数学の黄金期を彩った個性豊かな研究者たち。ニュートンとライプニッツの微積分法の功績を巡る戦い、数学の名家ベルヌーイ家の栄華など多数のエピソードを紹介し、数学者の光と影を追う。
第4巻 数学の無限の可能性
To Infinity and Beyond
ヒルベルトが発表した数学の23の問題を解くために数学者は様々な思考を巡らせた。20世紀半ばには数学の中心地がドイツのゲッティンゲンからアメリカのプリンストンへと移っていったが、その間も数学者たちは次々と問題を解き新たな発見を導き出していった。しかし、今日でもいまだに解かれていない「リーマン予想」を解くため数学者は日々努力を続けている。