目撃証言の真実
EYEWITNESS
- 規 格: DVD(英語音声/日本語字幕版)全3巻(各巻55分)
- 制 作: BBC / The Open University
日本語字幕版制作: 丸善出版株式会社 2013年 - 本体価格: 3巻セット
120,000円 分売各巻40,000円 - 注文番号:
MP-13142018年1月 販売終了
●日本語字幕版監修: 厳島行雄(日本大学 文理学部心理学科 教授)
●原版制作: BBC / The Open University
TV局主催の企画に参加した10人の参加者達が、本物さながらの「事件」に遭遇。
目撃証言が警察に与える影響、社会や司法制度に対して持つ意味、そしてその信憑性について考察する。
■ 実験監修
記憶研究の世界的権威 Martin Conway マーティン・コンウェイ(リーズ大学)裁判心理学者 Becky Milne ベッキー・ミルン(ポーツマス大学)
犯人識別の専門家 Graham Pike グラハム・パイク(オープン・ユニバーシティ)
日本語字幕版監修者のことば: 日本大学 文理学部心理学科 厳島行雄 教授
様々な事件や事故の解決に関わる目撃者。目撃者の存在によって多くの事件が解決されてきた。しかしその一方で、目撃者によって誤って犯人とされた人々が後を絶たない。なぜそのような誤りが起こるのか?この問題を解決するために、人々が目撃するときの様々な心理学的メカニズムが解明されてきた。本シリーズでは、周到に計画された模擬の刺殺事件や強盗事件を用いて、また過去の目撃者が関わった事件を例に、目撃者の記憶がどのように働き、どのように誤るのかが検討される。
これは、イギリスで活躍する記憶と目撃証言の心理学者が、警察の協力を得て目撃証言の真実を明にした、極めて貴重な映像資料である。
第1巻 刺殺事件の目撃証言
What Actually Happened?
「記憶についてのドキュメンタリー」に参加したつもりの10人の目撃者。目の前で予告されていなかった刺殺事件が展開される。10台の隠しカメラで撮影された「事件」の一部始終。
警察はこの事件を本物と同様に扱い、面接の専門官による目撃証言の収集・分析を行った。
目撃者の証言と実際の出来事に乖離はあるのか? 警察は真相に辿り着けるのか?
第2巻 強盗事件の目撃証言
Who did it?
10人の参加者は再び芝居の事件を目撃する。今回は強盗事件でさらに参加者の1人が犯人に連れ去られてしまう。凶器で脅され、知人が取り押さえられるという緊迫した状況の中、参加者は正確に記憶し、事実に合致した証言ができるのか? 犯人は正しく見分けられるのか?
目撃証言を見極める面接技法を採用した、イギリス警察の捜査手腕が明らかになる。
第3巻 目撃証言の明と暗
When the Only Witness is also the Victim
唯一の目撃者が被害者であった場合、証言は正確なのだろうか?証言により実際に事件が解決したケース、誤った逮捕者を出してしまったケースを取り上げ、記憶のメカニズム、証言の信憑性に迫っていく。
また、事件の教訓が今日の警察捜査にもたらした変化、今後の展開の可能性を解説する。目撃証言が社会や司法制度に対して持つ意味についても考える。