~ケインズ・ハイエク・マルクス~
偉人たちの経済学
MASTERS OF MONEY
- 規 格: DVD(英語音声/日本語字幕版)全3巻(各巻60分)
- 制 作: BBC/The Open University 2012年
日本語字幕版制作・発行 丸善出版株式会社 2014年
- 本体価格: 3巻セット
120,000円 分売各巻 40,000円
- 注文番号:
MP-1417 2018年1月 販売終了
■日本語字幕版監修: 長峰章(明治大学政治経済学部教授)
近年の世界的な不況の中、3名の歴史的経済学者の理論に再び注目が集まっている。
彼らの思想を紐解くことで、不況を抜け出す鍵を導き出す。
1. ケインズとケインズ主義
John Maynard Keynes
経済はシーソーのように自然に好景気と不景気を行き来するのではなく、むしろエレベータのようにどちらか一方にとどまり、停滞した景気は財政支出によってのみ再活性化が可能である。このケインズの理論は資本主義と個人の自由を非難している、と考える経済学者もいた。しかし近年、パラク・オパマとゴードン・ブラウンが停滞した市場への財政支出を行なった。
2. ハイエクと自由主義
Friedrich August von Hayek
ハイエクは、政府の介入を受けることのない「自由な経済Jを提唱した。当時、この考えに賛出するほど、の勇気を持った政治家は稀であったが、リーマンショック以降、彼の理論は再評価されている。リーマンショックは政府による資本経済介入の失敗が原因だと主張する声もあるが、ハイエクならば「今日の不況は、人々の経済市場への信頼の揺らぎが原因である」と答えるに違いない。
3. マルクスとマルクス経済学
Karl Heinrich Marx
マルクスは「ひとつの経済危機はそれ以前の危機よりも深刻になり、最終的に資本主義は崩壊する」と予測した。長年にわたり彼の理論が注目されることは無かった。しかし近年、経済学者たちは「資本主義は本質的に不安定なのではないか」と問い始めている。彼の理論はサブプライムローン危機とリーマンショックに対する、驚くべき見識を提議している。マルクスの言葉に耳をかたむけるべき時がきたのだろうか?