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　　総監修: 坂本すが

このシリーズは、病態と治療から導き出せる疾患別の適切な看護技術ならびに援助技術を学ぶことができます。
病態ごとに9つの編、全26巻構成となっております。

内容紹介
基礎教育と臨床における看護師教育とをつなぐツールとして、医療安全や臨床看護技術について、看護師および看護職を目指す学生が自ら「分かっていく楽しさ」を体験できるように、病態と治療から導き出せる疾患別の適切な看護技術、ならびに、援助技術が学べる「臨床看護技術シリーズ」を企画しました。

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Ⅰ．脳卒中患者への援助技術編 全3巻

　　監修: 貝瀬 友子、大山真貴子

第1巻　脳の解剖・生理と脳卒中の病態生理

1）神経系の仕組みと働き
2) 大脳の働き
3）脳の血管
4）脳卒中の病態生理
　　(20分)

第2巻　脳卒中の診断と治療/リハビリテーション

1）脳卒中の診断（アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症、ラクナ梗塞、くも膜下出血）
2）脳卒中 急性期の治療（脳梗塞、くも膜下出血）
3）脳卒中リハビリテーションの概念
4）脳卒中リハビリテーションの初期評価（PT、ST、OTによる）　
　　(30分)

第3巻　脳卒中患者の生活の再構築に向けて

1）発症4日目：口腔ケア、ベッド上端座位
2）発症7日目：注意障害に対するコミュニケーション
3）発症7日目：食事
4）発症7日目：移動
5）発症10日目：車椅子への移乗
6）発症10日目：トイレ介助
7）発症10日目：更衣
　　(40分)

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Ⅱ．不整脈(心房細動)患者への援助技術編 全3巻

　　監修: 貝瀬 友子、大山 真貴子

第4巻　心臓の構造と機能/不整脈・心不全の病態生理

1）心臓の構造と機能
2）不整脈の病態生理
3）心不全とは
4）心不全の分類
5）心不全の重症度の評価
　　(18分)

第5巻　不整脈(心房細動)の診断・治療

1）不整脈（心房細動）の検査・診断
2）心房細動とは
3）心房細動の治療（薬物治療、電気的除細動DC、カテーテルアブレーション）
　　(19分)

第6巻　不整脈(心房細動)治療を受ける患者の看護と生活の再構築

1）外来での医師の診断・治療の説明（心房細動とそのメカニズム、合併症のリスク、カテーテルアブレーションの説明）
2）入院日（治療前日）の看護（入院時の情報確認、治療に対するオリエンテーションの実施）
3）治療当日の看護（治療当日の準備、治療後の確認）
4）退院日の看護（退院後の生活指導）
　　(32分)

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Ⅲ．胃がんを持つ人への援助技術編 全3巻

　　監修: 貝瀬 友子、真野響子、大山真貴子、田中博子、松元由香

第7巻　胃がんとは

1）胃の働き：胃の構造、胃の活動
2）胃がんの疫学と病態生理：胃がんの疫学、胃がんの原因と食物、ピロリ菌感染、胃がんの症状
3）胃がんの検査・診断基準：上部消化管内視鏡検査における外来看護師の役割、内視鏡検査室の看護師の役割、胃がんの肉眼的分類、胃壁深達度による分類、進行度（Stage）の決定
　　(21分)

第8巻　胃がんの治療

1）治療法の決定：治療法決定までの流れ、内視鏡手術（内視鏡的粘膜切除術EMR、内視鏡的粘膜下層剥離術ESD）、外科手術（腹腔鏡下手術、胃の切除術と再建法）
2）内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）の看護：内視鏡室看護師の看護、内視鏡的粘膜剥離術の実際（手術映像）、病棟看護師の術後看護
　　(17分)

第9巻　胃がんを持つ人の看護

1）診断時の外来看護
2）内視鏡手術決定時の外来看護
3）入院治療：手術前日の病棟看護
4）入院治療；術後急性期〜回復期の病棟看護
5）退院準備時期の病棟看護
　　(27分)

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Ⅳ．肝臓疾患患者の生活への援助編 全3巻

　　監修: 貝瀬 友子、真野響子、大山真貴子、田中博子

第10巻　肝臓疾患とは

1）肝臓の働き：解剖学的知見、肝臓の主な機能
2）主な肝臓疾患：①ウイルス性 ②ウイルス性以外 ③経過（進行段階）
3）肝硬変の合併症の主な症状：肝硬変代償期、肝硬変非代償期
　　(30分)

第11巻　肝臓疾患の診断・治療

1）肝硬変の診断：慢性肝疾患の線維化進展度評価
2）慢性肝機能障害の診断―画像診断（上腹部）; エコー、CT、MRI、血管造影法
3）肝硬変の診断―食道静脈瘤の内視鏡検査
4）肝硬変の診断―肝性脳症の診断法
5）慢性肝機能障害の治療：
　①肝硬変の治療方針
　②基本治療(肝の庇護)；食事・栄養療法、薬物療法
　③合併症の治療；腹水、食道静脈瘤破裂（内視鏡的静脈瘤結紮術; EVL、内視鏡的硬化療法; EIS）、肝性脳症
6）肝がんの治療 など
　　(30分)

第12巻　肝硬変患者の生活の構築に向けて

1）入院前後の経過
2）患者の病態に対する理解度の把握
3）患者の問題点と看護の方向性：重点目標；
　①残された肝機能を維持するために生活を整えること
　②家族の中での役割を果たし、その人らしく生活できること
4）日常生活管理に対する援助
　　(30分)

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Ⅴ．糖尿病患者の援助技術編 全3巻

　　監修: 貝瀬友子、真野響子、大山真貴子、田中博子

第13巻　糖尿病とは

1）血糖の調整メカニズム
2）糖尿病の合併症：網膜症、腎症、神経障害、動脈硬化症、感染症
3）糖尿病の疫学
　　(21分)

第14巻　糖尿病の診断・治療

1）糖尿病の診断
2）2型糖尿病の治療
3）糖尿病の食事療法：適正摂取カロリーの計算、適正体重、食品交換表の活用
4）糖尿病の運動療法：有酸素運動、レジスタンス運動、ストレッチ運動の指導
5）糖尿病の薬物療法：インスリン注射、自己血糖測定
6）低血糖対策：警告症状と対処法
(34分)

第15巻　生活の再構築に向けての援助

1）糖尿病患者のケアチームにおける看護師の役割
2）糖尿病看護に必要な考え方：「自己効力感（self-efficacy）」と「エンパワメント」
3）援助の実際〜薬物療法：自己血糖測定とインスリン注射の継続の援助
4）援助の実際〜食事療法：食事コントロールを促す援助
5）援助の実際〜運動療法：成功体験が得られる目標設定による援助
　　(20分)

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Ⅵ．慢性呼吸機能障害患者の援助技術編 全3巻

　　監修: 貝瀬友子、真野響子、大山真貴子、田中博子

第16巻　病態生理と呼吸機能の評価

閉塞性換気障害の代表的な疾患として、慢性閉塞性肺疾患（COPD）を例に慢性呼吸機能障害患者の病態生理と呼吸機能の評価、COPDの確定診断、呼吸困難の評価、COPDの重症度判定について具体的に解説します。
　　(18分)

第17巻　慢性閉塞性肺疾患(COPD)―急性増悪の予防・日常生活援助技術

COPD患者にとっては、急激に呼吸困難が悪化し、入院治療が必要となる「急性増悪」の予防こそが最大の課題です。看護師は患者の病態を把握し、呼吸リハビリテーション（排痰法、肺理学療法、息切れしない動作など）により患者指導をし、予防援助に努めます。
　　(25分)

第18巻　慢性閉塞性肺疾患(COPD)―薬物療法・酸素療法

COPD患者が薬物療法と酸素療法が必要になったとき、看護師として患者にどう対応すればよいのかについて解説します。ドライパウダーの吸入薬（DPI）、定量噴霧式吸入器（MDS）、ネブライザー（超音波式、ジェット式）など薬物療法時の患者指導、酸素療法の適用、実施、取扱上の留意点ほか看護の実際と観察の視点を解説します。
　　(23分)

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Ⅶ．周手術期にある患者への援助技術 術前編 全3巻

　　監修: 貝瀬 友子、真野響子、大山真貴子、田中博子

第19巻　周手術期を理解するための基礎知識

この巻では、周手術期の患者をケアするために必要な、手術侵襲や麻酔によって起きる生体内部の変化とメカニズムについて解説します。(32分)

第20巻　周手術期における安全管理

手術患者と医療従事者を守るための手術期における安全管理について、主に「手術室の環境管理」と「安全管理」の2つの視点で解説します。
　　(17分)

第21巻　術前の看護/患者の手術への治療参加支援

手術が必要と診断された患者が、医療者からの支援を受けながら、手術の必要性を理解し、手術を自分の問題として受け入れ、治療の主体者として手術に挑むための援助技術について解説します。
　　(27分)

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Ⅷ．周手術期にある患者への援助技術 手術編 全3巻

　　監修: 貝瀬 友子、真野響子、大山真貴子、田中博子

第22巻　手術直前の準備

患者が入院してから、手術当日の病棟での手術出頭準備、手術室への入室時のサインイン、麻酔の実施、麻酔開始後の手術チームによるタイムアウトまでの流れを解説します。
　　(22分)

第23巻　手術室看護師の役割/器械管理看護師の業務

器械管理看護師の業務について解説します。機械管理看護師は、患者と術者の一番近い位置にいて、術野野の管理を行います。手術の進行に従って術者が使用する手術器具の判断と手渡し、手術中の滅菌状態の保持、疾患部への直接援助など重要な役割を担います。
　　(21分)

第24巻　患者管理看護師の業務

患者管理（外回り）看護師の業務を見てゆきます。患者管理看護師は、手術中における患者のケアを行うと同時に、手術室全体の流れを把握するマネージャーのような役割を担います。
　　(18分)

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Ⅸ．周手術期にある患者への援助技術 術後編 全2巻

　　監修: 貝瀬 友子、真野響子、大山真貴子、田中博子

第25巻　PACUの看護

手術終了を受け、麻酔の覚醒を促し、意識回復や呼吸状態を確認しながら気管内チューブを抜管し、徐々に通常の呼吸に回復させてゆくためのケアを解説します。
　　(22分)

第26巻　術後の看護

手術後に実施される手術室看護師による術後訪問と、手術後の病棟での看護について解説します。周手術期の看護は手術が必要と診断された患者が治療を受け、最終的には患者自身が健康を守る主体者として、本来の生活の場へと退院することで完了します。
　　(17分)