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14 心理学 / 30 社会科学
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SO 「在庫限り」のDVD

07 ジャーナリズム・マスコミ
10 哲学   
14 心理学  
15 倫理学  
16 宗教   
20 歴史   
21 博物館学
29 地理・地誌・紀行

30 社会科学 
31 政治・法律
32 経済   
33 経営   
37 教育   
38 文化人類学
39 国防・軍事
41 数学
42 物理学  
43 化学
44 天文学・宇宙科学
45 地球科学・地学
46 生物科学・一般生物学
49 医学・薬学
49 2 看護・介護・福祉・栄養
50 技術・工学
59 家政学・生活科学
60 産業   

70 美術・建築
76 音楽・舞踏
77 演劇・映画
78 スポーツ・体育
79 諸芸・娯楽

80 言語学  
81 国語・日本語
83 英語   
84 ドイツ語  
85 フランス語
86 スペイン語
87 イタリア語
88 ロシア語
89 その他の諸言語
90 国文学・文学全般   
92 中国文学/その他の東洋文学
93 英米文学 
94 ドイツ文学
95 フランス文学
96 スペイン文学
97 イタリア文学
98 ロシア・ソヴィエト文学
99 その他の諸文学

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触法精神障害者の処遇と治療を考える

LOUIS THEROUX: BY REASON OF INSANITY

  • 規  格: DVD(英語音声/日本語字幕・英語字事版) 全2巻(各巻60分)
  • 制  作: BBC 2015年 / 日本語字幕版制作・発行 丸善出版株式会社 2016年
  • 本体価格: 2巻セット 80,000円 分売不可
  • 注文番号: MP-1608

プレゼンター: ルイ・セロー (Louis Theroux)

ジャーナリスト。「Louis Theroux's LA Stories」シリーズや「Louis Theroux's Weird Weekends」シリーズなど、現代社会の問題に深く切り込んだ数多くのBBCドキュメンタリーを手掛ける。

 米国・オハイオ州に60年の歴史をもつ精神科病棟がある。ここは、殺人などの重大な罪を犯したが、精神障害があり責任能力を欠くために、刑に服さずに精神障害の治療を受ける人が入院している病棟である。
 今回BBCの取材が特別に許可され、ジャーナリストのルイ・セローがここを訪れた。統合失調症やパーソナリテイ障害など様々な精神障害に罹患している人々に、自らが起こした事件についてどのように考えているかや、現在の病状、社会復帰などについて尋ねる。医師による治療や臨床心理士によるカウンセリングやミーティング、服薬指導や教育の様子なども取材し、触法精神障害者の治療や社会復帰の決定、サポートについて考える。

日本語字幕版監修のことば:
五十嵐 禎人(千葉大学 社会精神保健教育研究センター 法システム研究部門教授)

 当DVDは、米国・オハイオ州における、責任能力を欠くために刑を免除され、精神障害の治療のために入院している触法精神障害の治療の実際を取材したものである。
 視聴する我々は、患者や家族の事件に対する考え、治療チームとの面接、服薬指導等の治療プログラム、司法精神医学審査チームによる評価など実際の治療の場面を目の当たりにすることができる。治療の可能性と限界、社会復帰にかかわるリスクの評価、触法行為が精神病によるものかそれとも人格の偏リによるものなのかなど、触法精神障害者の治療がかかえる様々な困難な課題が浮き彫りにされている。
 制度は若干異なるとはいえ、治療や評価に関する考え方は、わが国における心神喪失者等医療観察法による医療とも共通するものであり、わが国おける触法精神障害者の治療を考えていくうえでも貴重な示唆を与えるものといえる。

第1巻

 1巻ではこの病院に長期入院し病状が安定している患者を取材。彼らは治療のためにこの病棟に拘禁され、治療の進展に応じ行動レベルが設定され、外出や面会等の行動範囲が決められる。
 治療は医師や臨床心理士との面談を定期的に行い、行動レベルが設定され、服薬の調整や心理療法などが行われている。経過が良好な患者は司法精神医学審査チームによるアセスメントを受け、外出や仮退院など今後の社会復帰の可否に関する裁判所の審判を受ける準備が進められるという。
 ルイは、事件や社会復帰に関する認識が患者によって様々であることや、治療や社会復帰の判断の難しさを知る。
第1巻で取材する患者 
ジョナサン 統合失調症。父親を殺した罪を深く反省している。経過は良好で、社会復帰を望んでいる。
エリック 14年入院している。事件について自覚や反省はない。
コーリー 妄想型統合失調症。治療は順調で、条件付き退院可能と評価された。
ウィリアム 統合失調感情障害双極型。病状悪化時には宗教的な内容の症状が出現する。
ジュディス この病棟では珍しい女性患者。妄想型統合失調症や統合失調感情障害と診断されている。

第2巻

 2巻では最も重い罪を犯した患者たちが入院する病棟を訪問。この病棟の約50人の患者の大半は重症で、大量の投薬や、カウンセリング、公判の準備のための教育等を組み合わせた治療がされている。
 心神喪失の患者のほか、訴訟能力のない者、詐病の疑いがある者もおり、暖昧で複雑なケースでも、医師や臨床心理士が協力して治療を試みている。
 ルイは、患者の数だけその症状があり、犯罪が精神病によるものなのかそれとも人格の偏りによるものなのかその境目の判断の難しさを感じる。
第2巻で取材する患者 
ブライアン 統合失調感情障害双極型。20年前殺人を犯した。宗教に依存しており、幻聴に悩まされている。
トーマス 妄想型統合失調症。抗精神病薬が切れたときに殺人を犯してしまったと話す。
チャールズ 経過が順調で一般病院ヘ移る。制度を自分に有利に利用するために詐病している疑いがある。
ディーン 境界性パーソナリティ障害と診断されている。10代の頃に母親を暴行したために入院している。
クリスチャン 妄想型統合失調症。この病棟に入院するのは2回目。



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