ネット社会の重大事件を追う
サイバー犯罪の脅威 販売終了
CYBERCRIMES WITH BEN HAMMERSLEY
- 規 格： DVD(英語音声/日本語字幕[ON/OFF可]版) 全6巻(各巻25分)
- 制 作： Tern TV/The Open University 2014年
日本語字幕版制作・発行 丸善出版株式会社 2016年 - 本体価格：
6巻セット 192,000円 分売各巻 32,000円 - 注文番号： MP-1612（2021年10月販売終了）
印刷用PDFファイルはこちらから(3,166KB/別ウィンドウで開きます)
今、全世界でサイバー犯罪の脅威が拡大している
コンピューターの急速な発達は、私達だけでなく犯罪者にも大きな変化をもたらした。マルウェアによる加害行為、メール詐欺、サイバーテロ、スパイ活動など、電脳世界で起きているサイバー犯罪はより高度化・複雑化し、近年では組織化も進み、私達の世界の新たな脅威となっている。
このシリーズではジャーナリストであるベン・ハンマースリーが、現代の重大なサイバー事件を探るため世界各地を飛び回る。詐欺の実行犯、事件を追う捜査官、セキュリティの専門家など、事件に関わる様々な人物へのインタビューを通し、深刻化するサイバー犯罪の真相を明らかにする。
日本語字幕版監修の言葉: 岡田好史(専修大学法学部 教授)
コンピューターやコンピューターネットワークが社会インフラとなる中で、それらを悪用・濫用する不正行為、いわゆるサイバー犯罪が増加している。サイバー犯罪は、従来型の犯罪に比べて被害が大きくなりがちであることから、社会の注目を集めている。その一方で、必ずしも問題の実態が正確に理解されているとは言い難い状況にある。近時大きく騒がれた事件を概観する本DVDが、新しい犯罪の実相をつかむ一助となることを願ってやまない。
1 ダークネット DARKNETS
「シルクロード」は違法薬物や銃の売買を行う世界最大規模の闇サイトである。仮想通貨ビットコインを用いて売買が行われるこの無法地帯では、「恐ろしい海賊ロバーツ」と称されるネット上の人物が創設者として君臨していた。2013年10月、シルクロードはFBIによって封鎖され、若き青年ロス・ウルブリヒトは「恐ろしい海賊ロバーツ」の正体として逮捕されたが、全ての容疑を否認している。はたして若き青年ロス・ウルブリヒトは本当に「恐ろしい海賊ロバーツ」なのだろうか? ベン・ハンマースリーは、リアルとネットの双方からダークネットに迫る。■取り上げる事件
「シルクロード」: 通常のインターネットからはアクセスできないところに開設された、違法薬物などの不正販売をしていた闇サイトのアメリカ連邦捜査局(FBI)による摘発をめぐる事件
2 カーディング HEISTS
コンピューターの進歩により、先進国では銀行強盗よりもハッカーの金融システム破りによる金融被害が急増している。企業のシステムをハッカーが攻撃し、盗み出したカード情報が世界中の「出し子」と呼ばれる末端の人物に送られることにより、ほんの数時間でATMから勝手に現金が引き出され、クレジットカードで買い物がなされてしまう。ベン・ハンマースリーは、進化するカード犯罪の脅威、企業の秘密主義とセキュリティの甘さなど、路上から電脳世界へと移行した犯罪のベールをはがす。■取り上げる事件
「ATMハッキング」: 2013年に起きた、世界24か国のATMから計45億円を強奪したハッキング事件
3 ナイジェリアからの手紙 SCAMS
電子メールを利用した国際的詐欺の一つである「ナイジェリアからの手紙」。アフリカ最大の経済を誇るナイジェリアでは、富裕層が石油や天然ガスで稼ぐ一方、貧困層は迷惑メールを送り、詐欺に手を染めている。巧妙なストーリーやアイデアで、架空の病人や投資話をでっちあげ、被害者から高額な金銭を騙し取る。ベン・ハンマースリーは、現役の詐欺師や接査官の取材を通し、混沌とした巨大都市ラゴスでのメール詐欺の背景を探る。■取り上げる事件
「ナイジェリア詐欺」: 電子メールなどを利用した国際的振り込め詐欺
4 著作権侵害 PIRACY
映画や音楽の鑑賞方法はインターネットの登場により大き〈変化した。著作権侵害の認識も変化していく中、エンターテイメント業界とスウェーデンで設立された世界最大の海賊版ファイル共有サイト「パイレート・ベイ」は、著作権侵害をめぐり争う。ベン・ハンマースリーはストックホルムを訪れ、「パイレート・ベイ」がいかにメディア、著作権、インターネットの未来に影響を与えたかを明らかにする。■取り上げる事件
「パイレート・ベイ」: スウェーデンで設立された世界最大の海賊版ファイル共有サイト
5 サイバー戦争 SYBER WAR
SFの世界での脅威が現実になりつつある。イランの核施設を攻撃したコンピューターワーム「スタックスネット」は、新たな戦争の登場を予感させた。核施設の制御システムをダウンさせた巧妙なコンピューターワームが、電車の運行システムや金融システムに放たれたらどうなるか。ベン・ハンマースリーは、セキュリティの専門家や研究者などへの取材を通して、「スタックスネット」によってサイバー戦争が現実に生ずる可能性を探る。■取り上げる事件
「スタックスネット」: 2010年にイランの核施設を標的とした攻撃で有名となった、産業用制御システムに感染・実害を生じさせるマルウェア
6 サイバー監視社会 SURVEILLANCE
コンピューターネットワークの進歩は、政府による通信傍受を容易にした。アメリカ国家安全保障局(NSA)による通信傍受について、史上最大とされる内部告発を命がけで行った人物「工ドワード・スノーデン」は、どのようにして世界最強の情報機関の最高機密を手に入れたのか。スノーデンの告発に至った軌跡をたどるため、ベン・ハンマースリーは世界中を飛び回り関係者の取材を行う。政府による監視は私たちにどのような影響を与えるのか? 果たしてネット上にプライバシーは存在するのか?■取り上げる事件
「NSAによる通信傍受」: 2013年に、当時NSAに勤務していたエドワード・スノーデン氏による暴露で知られるようになった国際的な通信監視システムをめぐる事件
ご注文について
本DVDは、学校・会社・図書館等で問題なく利用できる著作権許諾承認済商品です。個人のお客様には販売できません。
このため、ご利用者(ご購入者)、ならびにご利用場所について、ご注文時に確認させて頂きます。
ご注文は、お客様(ご選定の先生または事務ご担当者様)から、直接、弊社にメール・電話・FAXでご連絡をお願いたします。
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