BBC 変容するサウジアラビア サウード家の王国
House of Saud
- 規 格: DVD(英語音声/日本語字幕・英語字幕版) 全3巻(各巻50分)
- 制 作: BBC 2018年 / 日本語字幕版制作・発行 丸善出版株式会社 2019年
- 本体価格: 3巻セット 120,000円 分売各巻 40,000円
- 注文番号: MP-1910
日本語字幕版監修: 保坂修司
(日本エネルギー経済研究所 中東研究センター副センター長)
サウジアラビアの真の姿を、貴重な証言をもとに明らかに
サウジアラビアは莫大な石油埋蔵量を誇り、世界のエネルギー安全保障で重要な役割を果たすとともに、そこから上がる富によって国際社会の中でも特異な存在感を示してきた。
そのサウジアラビアがいま歴史の分岐点に立っている。数々のテロ支援や汚職の疑惑は世界から批判され、イランとの対立は中東危機の中心となっている。サウード家の若き皇太子ムハンマド・ビン・サルマーンは改革を進めようとしている。
このシリーズでは、サウジアラビアの歴史、テロ組織との関係、汚職の真相、女性の地位、メディア、世界の国々との関係などを関係者からの貴重な証言をもとに紹介しながら解説する。
監修のことば 保坂 修司(日本エネルギー経済研究所 中東研究センター副センター長)
アラブ・イスラームの盟主と目されるサウジアラビアは世界の石油埋蔵量の約20%近くを占め、エネルギー安全保障上きわめて重要な役割を果たしている。そのサウジアラビアで注目を集める若きムハンマド皇太子、彼の進める脱石油依存政策は、サウジ社会を大きく変容させつつあるが、イエメンでの戦争や人権侵害など彼の剛腕ぶりは批判の的にもなっている。日本は石油の4割をこの国から輸入しており、サウジの未来はけっして他人事ではない。サウジアラビアはわれわれにとってもっと知られるべき国なのである。
アラブ・イスラームの盟主と目されるサウジアラビアは世界の石油埋蔵量の約20%近くを占め、エネルギー安全保障上きわめて重要な役割を果たしている。そのサウジアラビアで注目を集める若きムハンマド皇太子、彼の進める脱石油依存政策は、サウジ社会を大きく変容させつつあるが、イエメンでの戦争や人権侵害など彼の剛腕ぶりは批判の的にもなっている。日本は石油の4割をこの国から輸入しており、サウジの未来はけっして他人事ではない。サウジアラビアはわれわれにとってもっと知られるべき国なのである。
1.サウジアラビアとイスラーム
サウジアラビアは18世紀の宗教純化運動であるワッハーブ運動に起源をもつ。20世紀初頭に新たな国家が建設されたときも、ワッハーブ運動の教義が建国の理念となった。しかし、その教義は過激化し、異質な要素に対する攻撃をジハードとして正当化するようになり、サウジアラビアはアルカイダなどの過激主義を支援しているとの批判に晒されるようになった。皇太子はサウジアラビアのイスラームを過激主義の呪縛から解き放ち、穏健な中庸路線を進むと公約。これは国の根本を揺るがすような改革になるのか?
2.汚職の真相
2017年、11人の王子を含む数百人もの政治家や富豪が一斉に摘発された。皇太子が、汚職体質を一掃するために行ったとも、政敵を追い落とすために行ったともいわれている。外国企業や政府に関わる疑惑も徐々に明かされ始めている。その実態の一部を過去に英国との武器石油交換契約(ヤマーマ計画)に関わった人々の証言から検証する。そして汚職体質からの脱却のための施策についても追う。
3.改革の実態
2017年、サウジアラビア皇太子は過激主義から離れ、穏健路線への復帰を標榜し、石油依存体質からの脱却を目指すサウジ・ビジョン2030を策定した。それによって経済を多角化し、雇用を創出しようとするのだが、同時に女性の権利向上などサウジアラビアにとっては野心的な改革も進められている。その改革を国民や世界はどのように見ているのか? サウジアラビアの運命は若い皇太子が握っている。
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本DVDは、学校・会社・図書館等で問題なく利用できる著作権許諾承認済商品です。個人のお客様には販売できません。
このため、ご利用者(ご購入者)、ならびにご利用場所について、ご注文時に確認させて頂きます。
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